数学II / 三角関数
3倍角の公式
問題
のとき、 の値を求めよ。
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を だけで表す式があった。うろ覚えなら と分解して、加法定理と 倍角から自力で導ける。
解答・解説
方針
3倍角の公式 を使う。これは だけで書けるので、値を代入するだけ。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 求めたいのは 。角が のままでは扱いにくい。
倍角の公式 を使えば、右辺は だけで書ける。
与えられた を代入するだけだ。 を の量に還元する道具として 倍角を使う。
公式3倍角
を代入する。
発展 — 一歩先へ。 倍角の公式は、複素数のド・モアブルから一気に出せる。 を展開し、実部と虚部を見比べると、実部から 、虚部から が同時に得られる。
後者に を入れれば、 となり だけの式に化ける。 が だけで、 が だけで書けるのは偶奇( は奇関数、 は偶関数)のなせるわざだ。
同じ要領で など、何倍角の公式でも作れる。角を 倍・ 倍と上げるたびに次数が上がっていくのが、多項式で表す倍角公式の背骨だ。
答
別解
別解 — と分けて符号を追う(苦手な人向けの組み立てルート)。 倍角の公式を覚えていなくても、 と見れば加法定理から組み立てられる。
ここに 、 を入れる。
大事なのは、 が の形でしか現れないこと。だから の符号(象限)が分からなくても は決まる。 から なので
公式暗記に頼る本解と同じ 。しかも「なぜ だけで が決まるのか」まで見えるのがこのルートの利点だ。
ポイント
- ( だけで書ける)。
- も対で覚える。
よくある間違い
- 倍角を のように符号を誤る(正しくは )。
- の 乗を や と計算し、 の項を誤る。
- の象限が決まらないから も定まらない、と手が止まる( は だけで決まる)。