数学II / 軌跡と領域
線形計画法(x+yの最大)
問題
が つの不等式
をすべて満たすとき、 の最大値を求めよ。
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領域は多角形。 は傾き の直線で、これを平行に動かして領域の最も右上の頂点で接するときが最大。頂点の候補を求めて を比べる。
解答・解説
方針
不等式の表す領域(多角形)を図示する。 とおくと傾き の直線で、 が大きいほど右上へ。領域と共有点をもつ範囲で が最大になるのは、ふつう領域の頂点。頂点の座標で を比べる。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 つの不等式が表す領域(多角形)をまず図示する。 で第象限、 と で上と右を切る。
とおくと傾き の直線。 を大きくすると右上へ平行移動する。領域と共有点をもつ最大の を探す。
次式の最大は、ふつう領域の頂点で起こる。頂点(境界線の交点)の座標を求め、 を比べる。 と の交点 で最大 。
① 領域の頂点を求める。 境界は 。頂点は境界の交点:
- 、( と )、( と )。
- と の交点: を代入し 、、。よって 。
② 頂点で を比べる。
- 、、、。
最大は で 。
まとめ:線形計画法は「領域を図示 → 頂点で 次式を比べる」。 の直線を右上へ動かし、最後に接する頂点 が最大 を与える。 つの傾いた境界の交点が最大点になるのが典型。
発展 — 一歩先へ。 線形計画法「 次式を次不等式の領域で最大化」は、最適解が必ず頂点(または辺)でとる。目的関数の等高線を平行移動し、領域から離れる直前の頂点が答え。生産計画・栄養問題など応用が広く、変数が増えるとシンプレックス法という系統的な解法になる。
最大値 ( のとき)
別解
別解 — 目的関数の等高線が「最後に触れる頂点」を追う(視覚で捉えるルート)。 の直線(傾き )を、 を小さい値から大きくしながら領域の上を滑らせる。領域から離れる直前に触れている頂点が最大を与える。
領域の頂点は 、そして と の交点 。
各頂点で : 、、、。最大は の 。
直線 の傾き は、境界 (傾き )と (傾き )の“中間”の傾き。だから最大はこの 辺が出会う頂点 で起こる、と傾きの比較からも予測できる。頂点を全部調べる(本解)のと同じ だが、「目的関数の傾きが 辺の傾きの間にある頂点が最適」と読むと、どの頂点かを先読みできる。線形計画法の核心だ。
ポイント
- 領域の頂点 。
- は で最大 。
よくある間違い
- 次式の最大が頂点で起こることを使わず、領域内部を探す。
- 頂点の つ、 と の交点 を求め忘れる。
- 不等号の向き()を誤り、領域を取り違える。