数学II / 複素数と方程式
高次方程式を解く
問題
方程式 を解け。
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は『 乗の差』の形とみなせる。分解して出てきた各因数について、実数解も虚数解も全部拾うこと。 次方程式の解は 個ある。
解答・解説
方針
和と差の積で次々に因数分解する。 の部分は虚数解になる。実数解だけで止めない。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 高次方程式の基本方針は因数分解だ。 は和と差の積が2段で効く。
の部分で手を止めない。複素数の範囲では という解がある。
4次方程式だから解は(重複を込めて)4個。実数解2個で終わったら、数え落としのサインだ。
公式。()の解は
とみて、和と差の積。
から (実数解)。
から 、つまり
よって解は の4つ。
発展 — 一歩先へ。 「 次方程式は複素数の範囲で(重複を込めて)ちょうど 個の解を持つ」— 代数学の基本定理だ。「解が何個出るはずか」を先に知っていることは、解き落としへの最強の防御になる。
の解が円周の4等分点に並んだように、 の解は常に円周の 等分点に並ぶ。方程式の解が幾何学の対称性を宿している、という視界は複素数平面で開ける。
答
別解
と置いて、2段の2次方程式として解く道もある。
から または (2乗して になる実数は の両方だ)。
- から
- から
合わせて4つの解 。
答えの4つを眺めると、どれも「大きさが 」で、実軸・虚軸の上下左右の4方向に並んでいる。 の解は、原点を中心とする半径 の円周を4等分した点なのだ。この美しい配置の種明かし(1の 乗根)は、数学Cの複素数平面で待っている。
ポイント
- 次方程式は複素数まで含めて 個の解をもつ。
- は虚数解。実数解だけで終わらせない。
よくある間違い
- だけで終える(虚数解 も答え)
- の枝を「2乗が負は不可能」と捨てる( から に戻る段階で虚数解が生まれる)
- などと誤分解する