数学II / 複素数と方程式
2次方程式の虚数解
問題
2次方程式 を解け。
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解の公式で進めて、根号の中が負になったら の出番。虚数解は必ず共役のペアで現れるはずだから、答えの形の検算にも使える。
解答・解説
方針
解の公式を使う。 の中(判別式)が負になったら、負の数の平方根として を出す。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 手順は実数のときと同じ、解の公式だ。違いは1点だけ。 の中(判別式)が負になったら、そこで止まらない。
と、 を使って開けばよい。
判別式が負でも「解なし」ではなく、虚数の解が2つある。複素数まで数の世界を広げたことで、2次方程式は必ず2つの解を持つようになった。
公式解の公式 。判別式 なら虚数解
、、。判別式は
なので虚数解。解の公式に入れる。
なので
発展 — 一歩先へ。 「実数係数の方程式の虚数解は共役ペア」という事実は、この先の高次方程式で強力な武器になる。 が解と分かった瞬間、 も解と確定し、2次の因数が1つ手に入るからだ。
判別式の3分類(正・0・負)は、これで「異なる2実数解・重解・共役な2虚数解」という完全な分類になった。「解なし」という欄が消えたことが、複素数を導入した最大の収穫である。
答
別解
解の公式を経由せず、平方完成で直接解くこともできる。
「2乗すると になる数」は 。だから
解の公式の暗記に頼らず、 の定義(2乗して負になる数)だけで完結する道だ。
答えの形にも注目したい。2つの解 と は共役のペアである。係数が実数の方程式では、虚数解は必ずこの「鏡写しのペア」で現れる。片方だけ出てくることはない。
ポイント
- 判別式が負 → 虚数解。 の中の負を で処理。
- 実数係数の2次方程式の虚数解は、共役どうしのペアで出る。
よくある間違い
- 判別式が負になった時点で「解なし」と答える(実数解なし、が正しい。虚数解はある)
- の整理を誤り の係数を間違える
- 分子全体を で割るとき、 の項だけ割り忘れる