数学II / 複素数と方程式
相反方程式(t=x+1/x で次数下げ)
問題
次方程式 を解け。
ヒントを見る
係数が左右対称。 で割ると 。 で 。
解答・解説
方針
係数が相反なので で割り、 で 次に下げる。各 から を戻す(虚数解も含める)。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 係数 が左右対称(相反方程式)。この形には決まった攻め筋がある。
は解でないから で割ってよい。すると と、 のかたまりが見えてくる。
とおけば 。4次方程式が の2次方程式に半減する。 を求めたら、 に戻す2次方程式を解いて仕上げる。
重要相反方程式は で割り で次数を半分に。
① で割る。 は解でない()。両辺を で割ると ② の 次に。 、 を代入して または 。
③ に戻す。
- :。
- :。
よって解は 。
まとめ 相反方程式を で に落とし、 から実数解 と虚数解 。相反方程式(置換)と 次方程式の融合。
発展 — 一歩先へ。 奇数次の相反方程式は必ず を解にもつ(係数の対称性から )。だから で割れば偶数次の相反方程式に落ち、あとは本問と同じ の手順に乗る。5次でも7次でも、相反と見抜けば次数は実質半分になる。
答
係数が左右対称(相反)。 で割り とおくと 、。 で 、 で 。
別解
別解 — 「2次式 2次式」に直接割る(得意な人向けの高い視点)。 相反方程式は定数項が 。そこで
と、定数項 どうしの積の形を仮定して係数を比べる。
の係数から 。 の係数から 、すなわち ( の係数 とも整合)。
和 ・積 だから は の解で と 。よって
から 、 から 。
(本解)は、この分解を自動で見つける仕掛けだったと分かる( の2解 が2つの2次因子に対応している)。
ポイント
- 相反方程式は で割り 。
- 、。
- で実数解 、 で虚数解 。
よくある間違い
- が解でないことを確認せずに で割る(割ってよい根拠はこの一言)。
- が実数の範囲しか動かないと思い込み、 から出る虚数解を捨ててしまう( の置換は代数的な変形で、 が虚数でも有効)。
- の値をそのまま の解と混同する( は でなく に戻して解く)。