数学II / 複素数と方程式
ω を使った式の値
問題
を方程式 の1つの解とする。 の値を求めよ。
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と は、 の満たす方程式を移項するだけで驚くほど簡単な形に化ける。化けたら、あとは累乗の周期性で仕上げ。
解答・解説
方針
から、 と をそれぞれ の1つの累乗で表せる。あとは で一気に片づく。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 は を満たす。ここから 、 と書き換えられる。
かっこの中が、 の単項に化けた。
こうなれば 乗は で瞬時に片づく。和の形を単項に翻訳してから累乗する。これが発想の核だ。
重要 より 、。また
を移項すると、次の2つが得られる。
それぞれ6乗する。
の6乗は 、 で累乗が消える。よって
発展 — 一歩先へ。 は、「 の 乗根をすべて足すと 」()の の場合だ。この和が消える性質のおかげで、 を含む対称的な計算はばたばたと片づく。
さらにこの性質は、二項係数を 個おきに足す道具になる。、、 を足すと、 の指数が の倍数の項だけ 倍で残り、ほかは で消える。
つまり となる。本問の は、まさにこの「 個おきの和」を調整する項だ。これを の 乗根フィルターという。
答
別解
別解 — 、 が満たす 次式から を引き出す(得意な人向けの視点)。 、 とおく。この 数の和と積を出す。
和 ・積 だから、、 は の 解。この式から 、さらに
つまり 。よって 、。
と直す本解と同じ答え。 が を満たす( の原始 乗根)と見抜くと、 乗が一瞬で になる。
ポイント
- 、 に直すのがカギ。
- 偶数乗なので は消え、 で残りも に。
よくある間違い
- の変形に気づかず、 を二項定理で展開して溺れる。
- の符号を、偶数乗の でなく としてしまう。
- を使って に落とさず、 の高い累乗を残したまま止まる。