数学II / 微分の考え
接線と座標軸で囲む三角形
問題
曲線 上の点 における接線が、 軸と 軸で囲む三角形の面積を求めよ。
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まず接線の式を求める。次にその直線の 切片と 切片を出せば、直角三角形の底辺と高さになる。切片の符号と面積(正の量)の扱いに注意。
解答・解説
方針
まず接線の方程式を求める。その直線と 軸・ 軸との交点(切片)を出し、直角三角形の面積 を計算する。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 問われているのは三角形の面積だが、その三角形は「接線と つの軸」で囲まれる。だから道順は決まっている。
接線を求める → 軸・ 軸との交点(切片)を出す → 直角三角形の面積。
接線までは基本の計算。あとは「切片を読む」だけの作業に落ちる。手順の連結を見通してから動くと迷わない。
① 接線を求める。 なので 。点 を通り傾き 。
② 座標軸との交点を求める。
③ 三角形の面積を出す。 原点・・ を頂点とする直角三角形。底辺 、高さ (長さなので絶対値)。
まとめ:「接線が軸と作る三角形」は、接線を求めてから 切片・ 切片を出す。切片は座標なので負にもなるが、辺の長さはその絶対値を使う。
発展 — 一歩先へ。 接点を と文字にして同じ計算をすると、三角形の面積は の関数 になる。「面積が最小になる接点はどこか」— 今回の問題は、その最適化問題の1回分の計算に相当する。
「曲線上の点での接線が軸と作る三角形」は、双曲線 だと面積が接点によらず一定(常に )という美しい事実もある。接線と切片の計算は、こうした発見の入り口になる。
別解
切片を同時に読みたいなら、直線の「切片形」に直すのが手早い。
接線 の両辺を で割って整理すると
分母がそのまま切片だ。 切片 、 切片 が一目で読める。
三角形は「底辺 、高さ 」の直角三角形(切片の符号は向きの情報で、長さは絶対値)だから
の形は「切片の値を式の見た目に埋め込んだ」直線の表し方。軸と交わる問題ではこの形に直すと、交点計算が省略できる。
ポイント
- 接線 → 切片・ 切片を求める。
- 辺の長さは切片の絶対値。面積 底辺高さ。
よくある間違い
- 接線の傾きを のまま( を式ごと)使う(傾きは接点の値 という数)
- 切片 の符号を面積にそのまま入れて負の面積にする(長さは絶対値)
- 三角形の底辺と高さに「切片と切片」でなく座標や接点の値を混ぜる