数学II / 微分の考え
積を展開して微分
問題
関数 を微分せよ。
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このままでは微分しにくいので、先に展開して多項式の形に直すのが早い。展開の計算ミスだけ注意。
解答・解説
方針
積のままでは項ごとの微分が使えない。まず展開して多項式にしてから、各項を微分する。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 積 のままでは、項ごとに微分する道具が使えない。
まず展開して、ふつうの多項式に直す。それから各項を公式で微分する。
「微分の前に、微分できる形に整える」— この下ごしらえが今回の全てだ。数IIの範囲では、積はいつも展開してから微分する。
公式積は展開してから微分()
① 展開する。
② 各項を微分する。
まとめ:数II の範囲では、積は展開してから微分するのが基本。かっこのまま微分しようとせず、まず多項式に直す。
発展 — 一歩先へ。 「 ではない」ことは、定義に戻ると納得できる。積の増分は で、 の変化と の変化が絡み合う。別解の「前を微分+後ろを微分」の2項は、その絡み合いを正確にほどいた結果だ。
程度なら展開が速いが、 のような高いべきは展開が現実的でない。そこで数IIIの積・合成の公式が本領を発揮する — 「展開できないほど複雑な関数を微分したい」が、次の学年への動機になっている。
答
別解
先の話になるが、積のまま微分する公式が存在する(数IIIで学ぶ)。
「前を微分 × 後ろそのまま + 前そのまま × 後ろを微分」という形で
展開ルートと同じ が出る。
今は「展開してから」が正規ルートだが、この公式を検算に使うと、展開ミスを独立の経路で見抜ける。2つの道が同じ答えに合流することを確かめる習慣は、どの単元でも計算の安全網になる。
ポイント
- 積はまず展開して多項式に。
- 展開後は項ごとに 。
よくある間違い
- のように「微分の積」としてしまう(積の微分はバラせない)
- 展開で の定数項や の中間項を落とす
- 微分で定数項 を残してしまう(定数の微分は )