数学II / 微分の考え

4次関数の最小値

実戦編微分4次関数最大・最小偶関数単元横断

問題

次関数 の最小値を求めよ。

ヒントを見る

。極値の 。偶関数なので 。最小はどの極値?

解答・解説

方針

微分して極値をとる を求める。偶関数なので で同じ値。極小値どうし・極大値を比べて最小を決める。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 4次関数の最小値。微分すると ときれいに因数分解できる。

極値の候補は の3つ。W字型のグラフで、両側の谷 が最小の候補、真ん中 は極大だ。

は偶関数だから 。谷の値を1つ計算すれば最小値が決まる。

重要。偶関数なので

① 極値をとる

② 各極値。 ③ 最小。 字型だから最小は極小値

xyO(2,−13)(−2,−13)(0,3)
f(x)=x⁴−8x²+3 は W字型。極小 f(±2)=−13(最小)、極大 f(0)=3。

まとめ 、極小 、極大 字の谷が最小 。微分(最大最小)と偶関数の対称性の融合。

発展 — 一歩先へ。 のかたまりしか含まない4次(複2次)は、いつでも で2次に落ちる。頂点の が負になる式(たとえば )では、 の端 が最小になり、「頂点か端か」という閉区間の2次関数と同じ議論が現れる。微分と置換、2つの道を持っておくと検算し合える。

。極値をとる (極大)、(極小)。最小値は

別解

別解 — で2次関数に落とす(苦手な人向け)。 のかたまりしか含まない。 とおくと

平方完成した2次関数の最小は頂点 は範囲 に入っており、、すなわち で実現する。

微分を使わず、2次関数の知識だけで最小値 に着いた。注意点はただ1つ、置換後の範囲 。もし頂点が に出る式なら、最小は端 に移る — 置換したら範囲、が合言葉だ。

ポイント

  • 、極値
  • 偶関数で
  • 最小値

よくある間違い

  • 極大 を最小と取り違える(W字の真ん中は上に出っぱる。増減表か端の値で確認)。
  • 置換ルートで の範囲を忘れる(今回は頂点 が範囲内なので無事だが、常に確認する癖を)。
  • 最小値()と最小を与える ()の報告を混同する(両方聞かれたら両方書く)。