数学II / 微分の考え
3次方程式の解の個数と3解の平方和
問題
が異なる つの実数解をもつような定数 の範囲を求めよ。また、そのとき 解 の平方和 は によらず一定であることを示し、その値を求めよ。
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の極大・極小の値を出し、 と 交点の条件に。 解の平方和は解と係数()で。 は の項なので に影響しない。
解答・解説
方針
のグラフと横線 の交点数を、極大・極小の値で調べる。 解は の解なので、解と係数の関係から平方和を対称式で計算する( を含む項は現れない)。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 「解の個数」は方程式のままでは見えない。定数 を分離して、曲線 と横線 の交点数に翻訳する。
曲線の形は微分で分かる。極大 、極小 。横線が2つの山谷の間にあるとき、ちょうど3回交わる。
後半の平方和は、解を求めずに解と係数の関係で出す。 解は の解 — は定数項にしか現れない、という係数の配置が「 によらない」の種である。
① 解の個数。 、。 で極大 、 で極小 。横線 と 交点をもつのは
② 平方和。 解 は の解。解と係数の関係より ( は定数項なので、これらには現れない。)よって に依存せず一定で、値は 。
まとめ グラフと横線で 、解と係数で平方和 ( によらない)。微分(定数分離)と解と係数(対称式)の融合。 が定数項なので対称式に効かないのが要。
発展 — 一歩先へ。 一般の でも、3解の平方和は で に依らない。横線 を上下させると3つの解は動くのに、平方和(原点からの散らばり)は不変 — グラフの形()だけが決める量である。解の対称式のうち「どれが に依るか」は、係数のどの位置に がいるかで即座に読める。
は極大 、極小 。横線 と 交点をもつ条件は 。 解は の解で、解と係数より 。( によらず一定)。
別解
別解 — 「極値の積が負」で条件を書く(得意な人向けの高い視点)。 横線との交点数を絵で数える代わりに、 の符号で言い切る。
3次関数が異なる3つの実数解をもつ 極大値と極小値が異符号、すなわち
展開すると 、つまり 。境界(積 )は重解をもつ場合で、解は2個に減る。
「極大 極小」という2本の不等式が、「積 」の1本にまとまる。文字が増えた問題(係数に文字が2つあるときなど)ほど、この書き方の威力が出る。
ポイント
- 定数分離 と 、 交点は 。
- 解の ( は定数項)。
- 平方和 ( によらず一定)。
よくある間違い
- 3交点の条件を「極小 極大」でなく閉区間(等号込み)にしてしまう(等号は重解で2個に減る)。
- の 倍の符号を誤る。
- 「 によらない」の理由を言わない( は定数項だけにいて、 と に現れない — ここまでが答案)。