数学I / 図形と計量
三角形の正接の和と積(加法定理)
問題
三角形の つの内角 について、 が成り立つことを示せ(ただし直角のない三角形とする)。
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三角形なので 、。。左辺に加法定理を使って分母を払う。
解答・解説
方針
に正接の加法定理を使い、 と等しいことから式を変形する。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 三角形の内角の条件 を、2角と残り1角の関係 に直すのが第一手。
両辺の正接をとると 。
左辺に加法定理 を入れ、分母を払って整理すれば、示す等式がそのまま現れる。「角の和の条件は、加法定理で式の関係に翻訳する」型だ。
定理正接の加法定理 。
① 角の和を使う。 より 。両辺の正接をとると ② 加法定理を代入。 左辺に加法定理を使うと ③ 分母を払って整理。 両辺に を掛けて を左辺に移すと
まとめ から 、加法定理で分母を払うと 。角の和 と加法定理の融合。
発展 — 一歩先へ。 この恒等式から、鋭角三角形では (相加相乗)が使えて、積が 以上(等号は正三角形)という最小値問題が3行で解ける。「和=積」という珍しい構造が、そのまま不等式の踏み台になる好例だ。
答
より 。。正接の加法定理 を代入して整理すると恒等式が出る。
別解
の展開から(対称なまま示す)。 加法定理を2回使うと、3角の和の正弦が展開できる:
三角形では だから左辺は 。両辺を (直角がないので でない)で割ると
— 示す等式が、移項なしの対称な形で一気に出る。
の変形(本解)は2角と1角を分けるが、この道は3角を最後まで対等に扱う。「対称な結論は、対称な恒等式から」という美学の実例で、 の展開からは の2次の対称式の恒等式( が のとき)も同じ流儀で作れる。
ポイント
- 三角形なので 、。
- 正接の加法定理で左辺を展開。
- 分母を払うと 。
よくある間違い
- と符号を落とす()。
- 分母 を払うとき、 の場合(このとき で 、直角なし条件で排除)への言及を落とす。
- 恒等式を「証明済みの公式」として引用だけで済ませる(本問はそれを示す問題)。