数学I / 数と式

整式の加法・減法(式のまま整理してから代入)

★★ 標準整式加法・減法

問題

のとき、 を計算せよ。

ヒントを見る

先に を代入せず、文字 のまま式を整理するのが賢い。 のカッコを外すとき符号がどう変わるかに注意。まとめてから代入。

解答・解説

方針

に式を代入する前に、まず式のまま整理するとラクだ。

カッコを外して同類項( どうし、 どうし)をまとめると、 という短い式になる。

そのあとで の中身を代入する。先に整理しておくと、代入する回数が減ってミスも減る。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 の中身をすぐ代入したくなる。でも、それは最後の手段だ。

先に代入すると文字が増えて、式がふくらむ。まず を文字のまま整理して、式を短くする。

は、 どうし・ どうしをまとめれば まで縮む。代入はそれからでいい。

まず、 を文字のままにして式を整理する。 のカッコを外すと符号が変わって

ここまで来てから、 の中身を代入する。

最初から代入するより、先に まで整理しておくほうが、あつかう式が短くなってミスしにくい。

発展 — 一歩先へ。 「式を1つの数のように扱う」感覚は、これから先の武器になる。 を数のように足し引きできたのは、整式の和・差・定数倍がまた整式になるからだ。

数学IIで整式の割り算や恒等式を学ぶと、この「式そのものを計算の対象にする」見方が本格的に活躍する。

別解

慣れてきたら、「係数だけ」を取り出して計算する方法もある。

、数の順に係数を並べると、 という数の組になる。

はこの組の足し算で計算できる。

つまり答えは だ。文字を書かない分だけ速く、位取りの筆算と同じ感覚で進められる。ただし、並べる順番(次数の位置)は最初に固定しておくこと。

ポイント

  • 代入の前に、まず文字のまま式を整理する
  • (カッコを外すと符号が変わる)
  • 短い式()にしてから代入するとミスが減る

よくある間違い

  • のカッコを外すとき、後ろの符号を変え忘れて とする
  • 整理せずにいきなり代入して、長い式の計算でミスをする
  • の分配で後ろの項にかけ忘れ、 などとする