数学I / 数と式

対称式の値(x+1/x から高次へ)

実戦編数と式対称式式の値漸化式単元横断

問題

とする。(1) で表せ。

(2) で表せ。

ヒントを見る

とおくと から順に。

解答・解説

方針

とおき、 から の漸化式で順に求める。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 の形を と名付けると、見通しが一気に開ける。

を展開すると、 が同時に現れる。つまり 隣り合う をつなぐ漸化式だ。

から出発して、はしごを1段ずつ登れば が順に手に入る。

重要 について (積を展開)

① 土台。

。よって

よって

まとめ 対称式 の漸化式で の多項式に。。数と式(対称式)と漸化式の融合。

発展 — 一歩先へ。 の列 は、実は とおくと — つまり「 の多項式で表す」チェビシェフ多項式の親戚だ。数IIの3倍角の公式 が、 の中にそのまま透けて見える。

(積を展開)。 から

別解

二項定理で上から降ろす(漸化式を使わない)。 を二項定理でまるごと展開してしまう。

(展開の係数 が、外側から に組みになる。)同様に だから 。これを上の式に代入して

漸化式(本解)は1段ずつ確実に登るはしご、二項展開は目的の へ天井から降りるロープ。5乗くらいまでなら二項定理が速く、もっと高次なら漸化式が安定する — 使い分けの感覚も込みで両方持っておきたい。

ポイント

よくある間違い

  • を落とす( の展開の真ん中 )。
  • 漸化式を と符号違いで覚える(積の展開で 引く側)。
  • を飛ばして を直接作ろうとして、漸化式の段が噛み合わなくなる( なら が要る。 のような積の分解でも可)。