数学I / 数と式
整式の整理と加法・減法の応用
問題
(1) 整式 を、 に着目して降べきの順に整理せよ。また、そのときの についての次数と定数項を答えよ。
(2) 2つの整式 、 が
を満たすとき、、 を求めよ。
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(1)は について ・・定数部分に仕分けるだけ(係数が の式になる)。(2)は ・ をどう組み合わせると片方が消えるか — 消したい文字の係数に注目して、うまい倍率で足す。
解答・解説
方針
(1)は について整理するだけ。 が入っていても、 から見れば は数の仲間(定数)としてあつかう。
(2)は 、 の連立だ。数の連立方程式と同じように、うまく足し引きして片方を消す。 と を組み合わせて、まず (または )だけの式を作る。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 (1)は主役の 以外の文字を、数として扱う訓練だ。 が混じっていても、 から見れば はただの数と思えばよい。
(2)は 、 についての連立だ。中身が整式でも、やることは数の連立と変わらない。
足し引きで片方の文字を消す、という消去の考え方がそのまま使える。そう見抜くのが発想だ。
(1) について整理する。 の項の係数は 、 の項の係数は 、 を含まない項は 。
についての次数は2、定数項は 。 が入っていても、 から見れば定数だ。
(2) 、 の連立を、足し引きで解く。 を消すために、 を作ると、 と が消えて だけになる。
両辺を5で割って
は、 を について解く()。
確かめに を計算すると
となり、問題の式と合う。整式の連立も、数の連立とまったく同じ要領で解ける。
発展 — 一歩先へ。 (2)で 、 が一通りに求まったのは、 と という つの組み合わせが「独立」だったからだ。
一般に、、 の つの 次結合が与えられたとき、そこから 、 を復元できるかは、係数の作る行列式で決まる。今回は で でないから、ちょうど一組に定まった。
もし つの組み合わせが と のように比例していると、行列式が になり、、 は復元できない。連立が解ける・解けないの境目が、この行列式に表れている。
(1) 、 についての次数は 、定数項は (2) 、
別解
別解 — 代入法で解く(連立のもう一つの定番)。 本解は足し引きで片方を消す加減法だった。ここでは、片方を表してもう一方の式に入れる代入法で解く。
まず を について解く。
これを に入れると、 が消えて だけの式になる。
左辺を整理すると 。これが右辺に等しいので
両辺を で割って 。あとは 。
本解は を先に取り出したが、代入法では が先に出る。消去と代入、どちらの筋でも同じ答えに着く。
ポイント
- に着目 → は定数あつかいで整理
- 整式の連立は、数の連立と同じく足し引きで片方を消す
- 求めた後は、もとの式に代入して確かめる
よくある間違い
- (2)で消したい文字の係数をそろえずに足し引きし、 も も残ってしまう。
- (1)で の 次の係数を とすべきところ、かっこ前のマイナスを配り忘れて符号を落とす。
- だけ求めて安心し、 を出す・求めた式をもとに戻して検算する、を省いてミスに気づかない。