数学I / 集合と命題
ド・モルガンの法則の利用
問題
以下の自然数全体を全体集合 とし、 の部分集合 を
とする。
(1) を求めよ。
(2) ド・モルガンの法則を利用して、 を求めよ。
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(1)は を出してその補集合。(2)は が と同じ(ド・モルガン)なので、 を出して補集合を取るだけで済む。
解答・解説
方針
(1)は を出して補集合をとる。(2)はド・モルガンの法則を『使って』ラクをする。
ド・モルガン を使うと、 と を別々に出さなくても、『 を求めて補集合をとる』だけで済む。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 (2)を正面からやると、 と を別々に作って和集合をとる。補集合を2回作る手間だ。
ド・モルガンの法則は「計算をラクにする乗り換え規則」である。 は に乗り換えられる。
こちらなら を1回求めて補集合をとるだけ。面倒な形を見た瞬間に、楽な形に書き換えられないか疑う。それがこの法則の使いどころだ。
は1〜10、、。
(1) (どちらか一方でも)は
その補集合(以外)は
(2) を、、 を別々に出さずに求める。ド・モルガンの法則
を使う。まず (両方に入る)は
その補集合をとって
まとめ:ド・モルガンを使うと、補集合を2つ作る手間が省ける。 と が入れかわる点に注意しよう。
発展 — 一歩先へ。 ド・モルガンの法則は、集合だけでなく論理でも同じ形で成り立つ。「 かつ 」の否定は「 でない、または でない」。
集合の と、論理の「かつ・または・でない」は同じ構造の表裏だ。あとで学ぶ「すべて・ある」の否定の規則も、この仲間に加わる。
答
(1) (2)
別解
ド・モルガンを使わず、、 を別々に出して和集合をとってもよい。
同じ答えになる。ド・モルガンは、この手間を短くする道具だ。
ポイント
- ド・モルガン (∪と∩が入れかわる)
- 『 を求めて補集合』のほうが手間が少ない
- 補集合は全体 の中で考える
よくある間違い
- を と取り違える(棒を分けたら と は必ず入れかわる)
- と を混同する
- (2)で 、 を別々に書き出す遠回りをして時間を失う(法則を使えば 1回で済む)