数学I / 集合と命題
補集合の条件から2つの集合を決定する
問題
全体集合を とし、 の部分集合 が次を満たす。
このとき、 と を求めよ。
ヒントを見る
が分かれば が分かる。全体を「 だけ/両方/ だけ/どちらでもない」の つに仕分けし、条件をそれぞれの領域に当てはめる。
解答・解説
方針
ド・モルガン より が分かる。全体を「 だけ・両方・ だけ・どちらでもない」の 領域に仕分け、条件を割り当てる。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 補集合の条件はまずド・モルガンで開く。 は 、つまり 。
全体を つの領域に仕分けるのが急所だ。「 だけ」「両方」「 だけ」「どちらでもない」。ベン図の マスに要素を割り当てる。
(両方)、( だけ)、(どちらでもない)。残った は「 だけ」に入る。これで が確定する。
① 全体像をつかむ。 より、どちらにも属さないのは だけ。よって 。
② 領域に仕分ける。 (両方)、( だけ)。残る の要素 は、両方でも だけでもないから「 だけ」。
③ 組み立てる。
(検算:、、 すべて条件どおり。)
まとめ: 集合の要素決定は「 領域への仕分け」。補集合が出たらド・モルガンで裏返し、まず和集合(全体像)を確定してから各領域を埋めると迷わない。
発展 — 一歩先へ。 個の集合があると、ベン図は 個のマスに平面を分ける( 個で 、 個で 、 個で )。各要素をどのマスに置くかで集合が完全に決まる。この「所属パターンで 通り」という見方は、包除原理や、論理式の真理値表( 変数で 行)と同じ構造だ。
、
別解
別解 — ベン図の マスを で埋める(視覚で確実なルート)。 全体集合 の各要素が、ベン図のどのマスに入るかを つずつ決める。マスは「 のみ」「」「 のみ」「外側」の つ。
条件を直接マスに割り振る。
- → は中央のマス。
- → は「 のみ」のマス。
- → は外側。
残るのは 。これらは外側()でも、 に属するマス()でもないから、「 のみ」のマスに入るしかない。
これで全マスが埋まった。、。ド・モルガンで式変形する(本解)代わりに、「 個の要素を マスに仕分ける」と、消去法で残りが自動的に決まる。
ポイント
- からド・モルガンで 。
- 「 だけ・両方・ だけ」に仕分けて を組み立てる。
よくある間違い
- をド・モルガンで開かず、 が求められない()。
- を「 のみ」と取り違える(これは「 のみ」のマス)。
- 残った の行き先を確認せず、 に入れ忘れる。