数学I / 2次関数のグラフと最大・最小

さいころの目と2次方程式が実数解をもつ確率

最難関編確率判別式

問題

個のさいころを 回投げ、出た目を順に とする。 次方程式 が実数解をもつ確率を求めよ。

ヒントを見る

実数解の有無は判別式 ごとに となる目の組 を数え上げるのが確実。

解答・解説

方針

実数解をもつ ⟺ 判別式 を固定して となる を数える。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 「実数解をもつ」を条件式に翻訳する。目は だから 。必ず2次方程式で、実数解 ⟺ 判別式 、すなわち だ。

は独立で全 通り。 を固定して「 となる の個数」を数えるのが整理しやすい。

重要()が実数解をもつ 判別式

ごとに となる を数える。

  • : より
  • :
  • : :
  • : の個数
  • : の個数
  • : 。上の (2個)と (1個)を加えて 個( は目の積で作れない)

② 合計する。

まとめ: 判別式 に翻訳し、 ごとに を数える。 の各値を作る組の個数を丁寧に数えるのが確実だ。2次関数(判別式)と確率(数え上げ)の融合になっている。

別解

集計の向きを変えて検算する( を固定)。 数え上げは、集計の向きを変えると独立な検算になる。今度は積 の側から数えてみよう。

の値ごとに「その積を作る組の数」と「 となる の個数」を掛けて足す。、つまり だけが生き残る:

  • (1組): の5個
  • (2組): の4個
  • (2組): の3個
  • (3組): の3個
  • (2組): の2個
  • (4組): の2個
  • (2組): の1個
  • (1組): の1個

合計は 。本解と一致した。

二重の数え上げは、どちらの文字を固定するかで景色が変わる。両方の向きで数えて一致させるのは、答えの信頼を自前で作る技術だ。

ポイント

  • 実数解
  • ごとに を数えて

よくある間違い

  • (1次になる)場合の場合分けを始めてしまう。さいころの目は だから で、つねに2次。最初の一言で片づく。
  • 「実数解をもつ」を (重解を除く)で数える。重解も実数解。等号込みの で数える。
  • を同じものとして1回しか数えない。 は役割の違う独立な目で、順序をつけて数える。