数学I / 2次関数のグラフと最大・最小
置き換えによる最大・最小
問題
関数 () の最大値と最小値を求めよ。
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と置く。ここが要注意 — の変域から の変域を正しく出す( で最小、端で最大、と放物線で考える)。その の範囲で最大・最小。
解答・解説
方針
を で置きかえる。ここで の範囲がカギ — の範囲 から、 のとる範囲を求める。
は で最小0、 で最大9なので 。この範囲で の2次関数の最大・最小を求め、 から を戻す。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 と の式は、 の置きかえで の2次関数になる。
置きかえで一番間違えやすいのは、 の範囲だ。 の範囲の両端をそのまま2乗してはいけない。
のグラフを思い浮かべる。 の間に が入っているから、 は まで下がる。最大は の 。だから 。「新しい変数の範囲はグラフで求める」を合言葉にする。
と置きかえる。 なので
次に の範囲を求める。 で、 が を動くとき、 は で最小0、 で最大9(端の では )。だから
の2次関数を平方完成する。
頂点 、下に凸。頂点 は範囲 の中なので、 で最小値 。最大は端。
大きいのは の14。よって最大値14、最小値 。 は で (範囲内)、 は で 。
まとめ:置きかえのカギは『 の範囲を、 の範囲から正しく求める』こと。 は で0になるので、 となる(単純に の端を2乗するだけではない)。
発展 — 一歩先へ。 置きかえたら新変数の範囲を必ず求め直す。この作法は、この先の置きかえ全部(、、 など)で毎回の関門になる。今日の「両端の2乗ではない」という失敗例を、その原点として覚えておくとよい。
2つの変数 と の2段のグラフを行き来する感覚は、数学IIIの合成関数の考え方の入り口でもある。
最大値 ()、最小値 ()
別解
式を先に「距離の形」に直してから読む方法もある。
と平方完成できる( をひとかたまりに見た平方完成だ)。
この形は「 が からどれだけ離れているか」の2乗、と読める。
- が最小になるのは のとき。範囲内の で実現でき、最小値は 。
- が最大になるのは、 が から一番遠いとき。 のとりうる範囲は から で、 からの距離は side が 、 side が 。遠いのは 、つまり で、最大値は 。
「 からの遠さ比べ」という1つの物差しで最大も最小も決まる。置きかえの2次関数と同じ結論だが、風景として覚えやすい。
ポイント
- の関数は で置きかえる
- の範囲は、 の範囲から のとる値で求める
- が0をまたぐと は0から始まる( の端を2乗するだけではない)
よくある間違い
- の範囲を ( の端を2乗)としてしまう(正しくは )
- で最大最小を求めて、 に戻し忘れる
- 最小値を の範囲の端で探してしまう( の2次関数の頂点 が範囲内にある)