数学I / 2次関数のグラフと最大・最小

置き換えによる最大・最小

★★ 標準最大・最小置き換え

問題

関数 () の最大値と最小値を求めよ。

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と置く。ここが要注意 — の変域から の変域を正しく出す( で最小、端で最大、と放物線で考える)。その の範囲で最大・最小。

解答・解説

方針

で置きかえる。ここで の範囲がカギ — の範囲 から、 のとる範囲を求める。

で最小0、 で最大9なので 。この範囲で の2次関数の最大・最小を求め、 から を戻す。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 の式は、 の置きかえで の2次関数になる。

置きかえで一番間違えやすいのは、 の範囲だ。 の範囲の両端をそのまま2乗してはいけない。

のグラフを思い浮かべる。 の間に が入っているから、 まで下がる。最大は 。だから 。「新しい変数の範囲はグラフで求める」を合言葉にする。

公式置きかえ の変域から の変域を正しく出す( で最小、端で最大)
tyO最小 −11最大 1449
t = x² のとりうる範囲は 0 ≤ t ≤ 9(−1 ≤ x ≤ 3 より)

と置きかえる。 なので

次に の範囲を求める。 で、 を動くとき、 で最小0、 で最大9(端の では )。だから

の2次関数を平方完成する。

頂点 、下に凸。頂点 は範囲 の中なので、 で最小値 。最大は端。

大きいのは の14。よって最大値14、最小値 (範囲内)、

まとめ:置きかえのカギは『 の範囲を、 の範囲から正しく求める』こと。 で0になるので、 となる(単純に の端を2乗するだけではない)。

発展 — 一歩先へ。 置きかえたら新変数の範囲を必ず求め直す。この作法は、この先の置きかえ全部( など)で毎回の関門になる。今日の「両端の2乗ではない」という失敗例を、その原点として覚えておくとよい。

2つの変数 の2段のグラフを行き来する感覚は、数学IIIの合成関数の考え方の入り口でもある。

最大値 ()、最小値 ()

別解

式を先に「距離の形」に直してから読む方法もある。

と平方完成できる( をひとかたまりに見た平方完成だ)。

この形は「 からどれだけ離れているか」の2乗、と読める。

  • が最小になるのは のとき。範囲内の で実現でき、最小値は
  • が最大になるのは、 から一番遠いとき。 のとりうる範囲は から で、 からの距離は side が side が 。遠いのは 、つまり で、最大値は

からの遠さ比べ」という1つの物差しで最大も最小も決まる。置きかえの2次関数と同じ結論だが、風景として覚えやすい。

ポイント

  • の関数は で置きかえる
  • の範囲は、 の範囲から のとる値で求める
  • が0をまたぐと は0から始まる( の端を2乗するだけではない)

よくある間違い

  • の範囲を ( の端を2乗)としてしまう(正しくは )
  • で最大最小を求めて、 に戻し忘れる
  • 最小値を の範囲の端で探してしまう( の2次関数の頂点 が範囲内にある)