数学I / 2次関数のグラフと最大・最小

和が一定のもとでの積の最大(最適化)

実戦編2次関数最大・最小最適化文章題単元横断

問題

のとき、積 の最大値を求めよ。

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に代入すると 次関数(上に凸)。頂点で最大。 から

解答・解説

方針

条件 文字消去し、 次関数にする。 の範囲()で頂点をとれるか確かめて最大を求める。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 条件 1文字消去するのが直進ルートだ。 を代入して

— 上に凸の2次関数。

範囲( から )の中に頂点 が入っているから、頂点で最大 。「消去 → 2次関数 → 頂点」の3拍子だ。

文字消去。 を積に代入して の範囲。 より とあわせて

③ 最大。 上に凸で頂点 (範囲内)。頂点で最大 よって最大値は

xyO最大8
x+2y=8 のとき xy=x(8−x)/2。最大8(x=4,y=2)

まとめ で消去して ()、頂点 で最大 ()。 次関数の最適化。相加相乗 から でも同じ。

発展 — 一歩先へ。 これは「周の長さが一定の長方形(横 、縦 を2枚)で面積を最大に」という等周問題の変形でもある。重みが変わっても( 一定 など)、相加相乗を「」で組めば同じ形で解ける。さらに数IIの微分、数IIIの多変数へ進んでも、「和が一定 → 均等配分で積が最大」という原理は最適化の第一感であり続ける。

()を代入すると 。頂点 で最大 ()。

別解

相加相乗平均で(消去しない対称ルート)。 の2つの数に相加相乗平均を使うと

両辺を2で割って2乗すると 、すなわち

等号は のとき。 と連立して — 範囲内に実在するから、最大値 が確定する。

1文字消去(本解)はどんな条件でも通る万能路、相加相乗は「和が一定なら、積は等分で最大」という原理を式のまま使う近道。 という「係数込みのかたまり」でペアを組むのが、この型の目の付けどころだ。

ポイント

  • 条件で 文字消去して 次関数に。
  • (上に凸)。
  • 頂点 (範囲内)で最大

よくある間違い

  • 相加相乗を に使って とする(条件は で組まないと等号条件が条件式と噛み合わない)。
  • 等号成立()と条件式の連立、および範囲内であることの確認を落とす。
  • 消去ルートで の範囲()を書かず、頂点が使える根拠が宙に浮く。