数学I / 2次関数のグラフと最大・最小

放物線の下の格子点の個数

実戦編2次関数格子点数え上げ領域単元横断

問題

を整数とする。 かつ を満たす点 の個数を求めよ。

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かつ には 、すなわち が要る。各整数 の個数を足す。

解答・解説

方針

から の範囲()を出す。各整数 に対し から まで( 個)を数え、合計する。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 格子点の数え上げは、1列ずつ数えて足すのが確実だ。

まず の動ける範囲: から 、整数だから5列。

各列( を固定)で、 から までの整数 — 個数は 個。列ごとの個数を足し合わせれば終わる。

の範囲。 が入る( が許される)には 。整数

xyO格子点 15 個
y≥0 かつ y≤−x²+4 の領域(色)にある格子点は 15 個(x=−2〜2 で 1,4,5,4,1)。

② 各 での個数。 から まで、 個。

  • : 個()、
  • : 個ずつ()、
  • : 個ずつ()。

③ 合計。

まとめ を固定して の個数( 個)を数え、 で合計 次関数(放物線)と数え上げ(格子点)の融合。

発展 — 一歩先へ。 放物線を に一般化すると、格子点の総数は 型の平方和の計算になり、 が大きいとおよそ (面積 に近づく)。「格子点の個数 ≈ 面積」という直感の精密化は、ピックの定理(格子多角形の面積公式)や数IIIの区分求積へつながる入り口だ。

各整数 ()ごとに から まで。:5個、:4個ずつ、:1個ずつ。合計

別解

横に数える(y ごとの数え直し)。 縦の列( ごと)でなく、横の行( ごと)で数え直すこともできる。

高さ の行では、。整数 の個数は 個:

  • : 5個
  • : 、各 3個
  • : 1個

合計 — 縦の数え()と一致する。

同じ15個を縦に切るか横に切るか。2通りで数えて一致させるのは、数え上げの最強の検算法であり、二重和の順序交換の入り口でもある。

ポイント

  • を固定して の個数を数える。
  • 、個数は 個。

よくある間違い

  • の条件を忘れて負の まで数える。
  • 各列の個数を 個とする( を含むから 個)。
  • の範囲を (真に正)として の列( の1点)を落とす。