数学I / 2次関数のグラフと最大・最小
差分の条件からの2次関数の決定
問題
2次関数 が、すべての実数 について を満たし、さらに であるとする。 を求めよ。
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とおいて差 を計算すると、 の 次式になる。それが に一致する(恒等式)として係数を比べる。定数は から。
解答・解説
方針
とおく。 を計算すると の 次式になり、それが に等しい(恒等式)。係数を比べて を決め、 から を決める。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 が 次関数と分かっているので、 とおいて係数を決める。
条件 を計算する。。これが に等しい(恒等式)。
の係数を比べて ()、定数項を比べて ()。最後に 。これで が決まる。
① おいて差を作る。 とおく。
② 係数を比べる。 これが (=)に恒等的に等しいから
よって 、。
③ 定数を決める。 。したがって
(検算:、。条件どおり。)
まとめ:未知の関数は「 とおく」。差の条件は恒等式として係数比較に持ち込み、定数項は 点の値で決める。 未知数に 条件で過不足なく決まる。
発展 — 一歩先へ。 (前進差分)は微分 の離散版。「差分が 次多項式 元は 次多項式」という関係は、微分と積分の関係( が 次なら は 次)とそっくり。、 など、差分の計算は組合せ論で重要な道具になる。
別解
別解 — 「階差が なら和で 」と離散和で捉える(得意な人向けの視点)。 は、数列の階差が という関係。階差から元を復元するには、和をとる(積分の離散版)。
整数 で 。
を足して 。整数点でこの式が成り立ち、 は 次関数だから、 次関数は 点で一致すれば全体で一致 — よって 。
係数比較(本解)は代数的で速いが、「階差 次 → 元は 次()」という離散の和の感覚でも同じ式が出る。 と ()が似た形なのは、階差と微分が親戚だからだ。
ポイント
- とおき、。
- との係数比較で 、 で 。
よくある間違い
- の計算で の を落とす。
- の恒等式で、定数項 の比較を忘れる。
- を使わず、 が決まらない。