数学I / 2次関数のグラフと最大・最小

2次関数の決定(3点を通る条件)

★ 基礎2次関数の決定連立方程式

問題

グラフが3点 を通る2次関数を求めよ。

ヒントを見る

3点なら に順に代入して3つの式を作る。 の点があれば が即決まる — そこから残り2式の連立へ。

解答・解説

方針

3点を通る2次関数は、 の一般形を使う。3点を代入すると、 の3つの式(連立方程式)ができる。これを解く。

特に を通る点があると、 がすぐ求まって、あとがラクになる。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 点しか情報がない — 頂点も軸も分からないので、一般形 で立てる。

未知数は つ。 点を代入して、 本の方程式を作る。

本目で が即決するのは、通る点に があるから — の点は を直接教えてくれる。残り 本の連立を解けば が出る。

xyO(0, 1)(1, 2)(2, 7)
3点 (0, 1)、(1, 2)、(2, 7) を通る放物線 y = 2x² − x + 1
公式3点を通る → に3点を代入し、連立で

① 一般形に3点を代入する。 一般形 を使う。

3点を代入する。 から

から

から

② 連立を解く。 を残り2式に入れると

下の式を2で割ると 。上の式との差をとると

に入れて 。よって

まとめ:3点通過は『一般形に3点代入 → 連立を解く』。 の点から が先に決まると、残りが2元連立になって解きやすい。

発展 — 一歩先へ。 答えが出たら必ず 点を代入し直す を入れると ✓ — 点すべてで一致して初めて確定だ。連立の計算ミスは、この検算で確実に捕まる。

点を通る 次関数はただ つ」— この一意性は、より一般の補間の理論( 点を通る 次関数がただ つ)につながる。データから曲線を復元する技術(ラグランジュ補間)の最小例が、この問題である。

別解

が等間隔()に並んでいるとき、階差(差の差) から が一発で出る。

の値を並べて、隣どうしの差をとる。

そして重要な事実 — ずつ増えるとき、 次関数の 階差は必ず になる

が連立なしで決まった。あとは ( の点)、 を代入して から

連立ルートと同じ答えだ ✓。

なぜ 階差が になるのか で、 階差 ( 次式)。もう一度差をとると、 次式の差は定数 になる。 次を 回差分すると定数 — 微分を 回して定数になるのと同じ構造だ。

この技は、 が等間隔のときだけ使える裏技だが、 を検算する手段としては常に有効。連立を解いた後、階差で を確かめれば計算ミスが捕まる。

ポイント

  • 3点通過は一般形 に3点を代入
  • から が先に決まる
  • 残り2点で の連立を解く

よくある間違い

  • 代入した式(連立)を解くときの計算ミス
  • 一般形でなく頂点形を使い、条件が足りなくなる
  • の代入で が即決することに気づかず、連立を 元のまま解く