数学I / 2次方程式・2次不等式
文字係数の2次不等式(場合分け)
問題
を定数とする。 の2次不等式 を解け。
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因数分解すると 。交点は と だが、 が より大きいか小さいかで『内側』の書き方が変わる — ・・ で場合分け。
解答・解説
方針
は因数分解できる。。解は2つの交点 と の内側だが、 と の大小がわからないので場合分けする。
なら 、 なら で解なし、 なら 。どちらが小さいかで内側の書き方が変わる。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 因数分解すると 。交点は と で、解は内側、までは決まる。
決まらないのは「どちらが左か」だ。 は文字だから、 との大小が分からない。
文字入りの交点を見たら、「大小で場合分け。等しいときは退化」という3分岐を最初に設計する。、、 の3枚の絵を描いてから書き始める。
因数分解する。
交点は と 。(内側)が答えだが、 と のどちらが小さいかで書き方が変わるので場合分けする。
① :
のほうが小さいので、内側は
② : 2つの交点が重なり 。2乗が負になることはないので解なし。
③ :
のほうが小さいので、内側は
まとめ:文字係数の2次不等式は、交点(ここでは と )の大小がわからないので場合分けが必要。(重なる)を境に、内側の書き方が入れかわる。
発展 — 一歩先へ。 「大小で場合分け、等しいとき退化」の3分岐は、文字入りの因数分解型すべてに通用する普遍の型だ。等号のときに解が消える(退化する)ところまで含めて1セットで覚えたい。
数IIに進むと、 の係数にも文字が付く型(正・・負で放物線の向き自体が変わる)へ拡張される。分岐の設計を先に立てる習慣が、そこで効いてくる。
のとき 、 のとき解はない、 のとき
別解
文字の場合分けが不安なときは、具体的な で「答えの形」を先に見てしまうとよい。
を入れてみる。 の解は 。つまり「 と の間」だ。
なら で 。やはり「 と の間」だが、今度は が左になる。
ちょうどでは 。2乗が負になることはないから、解なし。
3つの実験で、答えの3つの形(内側の書き方2通り+解なし)が出そろった。あとは境目を にして一般の言葉で書き直すだけだ。文字を見たら具体値で形をつかむ。この実験の習慣は、場合分け全般の羅針盤になる。
ポイント
- 因数分解して交点を出す( と )
- 交点の大小がわからない → 場合分け(、、)
- (交点が重なる)は で解なし
よくある間違い
- 場合分けせず とだけ答える( の場合を落とす)
- の「解なし」を見落とす
- のとき を「」と答える( なので になる も入らず、解なし)