数学I / 2次方程式・2次不等式
2次不等式の整数解がちょうど3個
問題
とする。 次不等式 を満たす整数 がちょうど 個となるような の範囲を求めよ。
ヒントを見る
解は 。整数 が入り が入らない条件は? が 以上 未満。
解答・解説
方針
()の解は 。この閉区間に整数 が何個入るかを の位置で考え、ちょうど 個()になる範囲を求める。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 だから、不等式 の解は閉区間 。
問題は「この区間に整数がちょうど3個入る の範囲」に変わった。入る整数は左端から と決まっていく。
「 が入る」ためには 、「 が入らない」ためには — 境界の等号をどちらに入れるかが、この問題の採点ポイントのすべてだ。
① 解を求める。 より の解は 。
② 整数の個数。 この区間の整数は から始まる。 個()になるには、 を含み()、 を含まない()。
③ 範囲。 (例: なら で整数 の 個。 なら も入り 個で不適。)
まとめ 解 に整数 が入り が入らない条件で 。端点の含む・含まないを丁寧に見るのが要。 次不等式と整数解(パラメータ)の融合。
発展 — 一歩先へ。 「区間 の整数の個数 」のように、個数を床関数で書く習慣は、 から までの の倍数の個数 など、数え上げ全般の共通言語になる。また「ちょうど 個 ⟺ 」の半開区間が答えになる構図は、この型の答えの形の合図 — 等号の側を毎回導出せず、 の定義で言い切れるようになると速い。
より解は 。この区間に整数が のちょうど 個入るのは、。
別解
個数を式にする(床関数で1行)。 のとき、区間 に入る整数の個数は
( から までの整数がちょうど入る。)よって「ちょうど3個」は
— 定義から即答できる。
数直線で1個ずつ確かめる(本解)のが基礎体力、床関数は「個数の言い換え」を1つの記号に圧縮した省略記法。ちょうど 個なら と、一般の でも同じ式が立つ。境界の等号( は入る側、 は入らない側)が、 の定義に正しく織り込まれていることも確かめておこう。
ポイント
- ()の解は 。
- 整数 を含み を含まない。
- (端点の含む・含まないに注意)。
よくある間違い
- 境界の等号を逆にして とする( で区間 は整数3個を含む=OK、 で は4個=NG)。
- の前提を忘れ、 の場合(解が )の場合分けを始めて混乱する。
- 不等号が (閉区間)であることを見落とし、端の整数 や (整数のとき)を数え漏らす。