数学I / 2次方程式・2次不等式
係数を入れかえた2次不等式
問題
次不等式 の解が であるとき、 次不等式 の解を求めよ。ただし は定数とする。
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解が「外側」なら下に凸で、 次式は の形。展開して を で表す。それを つ目の不等式に代入し、 で割る。
解答・解説
方針
解が「外側()」だから下に凸で 、。展開して を で表す(、)。これを第 式に代入し、 で割って解く。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 第 の不等式の解が「 または 」と外側に広がっている。これは下に凸()で、 軸との交点が と という意味だ。
だから 。展開して 、 と、 を で表せる。
これを第 の不等式 に代入する。 で割れば、 が消えて具体的な 次不等式になり、解ける。
① 係数を で表す。 解の形から で
係数を比べて 、。
② 第 式に代入する。 に入れると
だから両辺を で割っても不等号の向きは変わらず
(両辺に を掛けたので向きが変わる。)
③ 解く。 より 。下に凸で「外側」だから
まとめ:係数が文字でも、解の情報から 次式を因数分解の形に固定できる。 で割ると が消え、具体値は不要。負の数を掛けて不等号の向きを反転する か所(第 式の整理)が計算ミスの急所。
発展 — 一歩先へ。 「係数を逆順にすると解が逆数」( の解 に対し の解は )は、 の置き換えに対応する。相反方程式(係数が左右対称)が解の逆数ペアをもつのも同じ原理。係数の対称性が解の構造を決める好例だ。
または
別解
別解 — グラフを「 軸で反転」して係数の入れ替えを読む(得意な人向けの高い視点)。 と の関係を、係数を具体化せずに捉える。
の解を とすると、解と係数で 、。一方 の解を調べると、 になる(係数を逆順にすると解が逆数になる)。
第 式の解は ( が解だから境界)。だから第 式 の解は と 。
の の係数 (上に凸)。上に凸の 次式が になるのは、 解の外側。よって または 。
を で表して代入する(本解)代わりに、「係数を逆順にすると解が逆数」という関係で、第 式の解 が第 式の解 の逆数だと一目で分かる。上に凸(係数 )で不等号の向きも決まる。
ポイント
- 解が外側 → 、 → 。
- 第 式は 、 で または 。
よくある間違い
- 第 の解が「外側」だから下に凸()であることを使わず、 の符号を決められない。
- の展開で 、 を誤る。
- 第 式に代入後、 で割るときに不等号の向きを反転させてしまう(正で割るので向きは不変)。