数学I / 2次方程式・2次不等式
区間に少なくとも1つの解をもつ条件
問題
を実数の定数とする。 次方程式 が の範囲に少なくとも つの実数解をもつような の値の範囲を求めよ。
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「少なくとも つ」は場合分け。片方だけ区間に入るなら端点の値が異符号、両方入るなら判別式・軸・端点すべてが条件。 通りを合わせる(和集合)。
解答・解説
方針
「少なくとも つ」は 通りに分ける:(A) 端点の値が異符号 、(B) 解とも区間内(判別式・軸・・)。この和集合をとる。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 「 に少なくとも つの解」は、実は 通りの状況をまとめたもの。分けて考える。
(A) 区間の端で符号が変わる場合。 と が異符号なら、その間に必ず解が つある()。
(B) 解ともに区間内にある場合。判別式・軸の位置・・ をすべて満たす。
この つの状況の和集合が答え。「少なくとも つ」は 個の不等式では書けないので、場合を尽くすのがコツだ。
① 準備。 、軸 。、。
② (A) 端点で異符号。 、すなわち 。これは または 。
③ (B) 解とも区間内。 判別式 ( または )、軸 、、()。これらを連立すると または 。
④ 和集合をとる。 (A)(B)。まとめると
まとめ:「少なくとも つ」は「 つだけ(端点異符号)」と「 つとも(フル条件)」の和集合。片方だけでは の“両方入る”ケースを取りこぼす。両者を合わせて初めて とまとまる。
発展 — 一歩先へ。 「区間に少なくとも 解」は、定数分離 にすると「水平線 が の値域と交わる」= の値域を求める問題に一本化できる(別解)。場合分け(端点異符号 or 解とも内)を尽くす代数的な道と、値域を見るグラフの道、どちらも同じ答え。定数分離は場合分けを回避する強力な発想だ。
または
別解
別解 — 定数分離して「放物線と水平線の交わり」で見る(視覚で捉えるルート)。 から を分離する。 を含む項でくくると 、 で 。
で右辺 がとる値の範囲が、そのまま「解をもつ 」の範囲。水平線 と が で交われば、その で解がある。
を調べると、 で分母が (縦漸近線)。 では ( で )、 では は で最小 をとり、 で 。
での値域は「」または「」。場合分け(本解)の などと同じ答えに、 本のグラフの値域として着く。定数分離は「少なくとも 解」型を値域の問題に変える強力な手だ。
ポイント
- (A) で または 。
- (B) 両方内部で または 。和集合で または 。
よくある間違い
- 「少なくとも つ」を 個の不等式で書こうとする( 通り(A)(B)の和集合が必要)。
- 端点異符号を (等号なし)とし、端点が解になる場合を落とす()。
- (B) 解とも区間内の条件で、判別式・軸・・ の一部を忘れる。