数学I / 実数と1次不等式
絶対値を含む方程式・不等式(基本形)
問題
次の方程式・不等式を解け。
(1)
(2)
(3)
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(1) は 。(2) は間、(3) は外側。 か かで、はさむのか外に分かれるのかを見分けてから解く。
解答・解説
方針
3つの型を使い分ける。方程式 は 。不等式 は間()、(や )は外( または )。
『等号は2本、小さいは間、大きいは外』を思い出そう。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 方程式と不等式が混ざっていても、絶対値の翻訳規則は3つだけだ。
は の2本。 は内側(間)。 や は外側。
手を動かす前に、それぞれの式がどの型かをラベリングする。「等号は2本、小さいは間、大きいは外」。型さえ確定すれば、あとは1次方程式・1次不等式の作業になる。
(1) は または 。だから または 。
(2)
は『間』の型。
各辺から1を引いて
各辺を2で割って
(3)
は『外』の型。中身 が 以下か、 以上。
から 。 から 。
よって または 。
『等号は2本、小さいは間、大きいは外』の使い分けが、この単元の要だ。
発展 — 一歩先へ。 「中心からの距離」という読み方は、次元を上げると図形になる。数学IIの図形と方程式では、平面上で「点からの距離が一定」が円になる。
は、いわば1次元の「円の内部」だ。絶対値の不等式を距離で読む習慣は、そのまま円や領域の理解につながっていく。
(1) (2) (3) または
別解
絶対値を数直線上の「距離」とみる方法もある。
は「 と の距離」。だから(1)は、距離がちょうど になる点を探せばいい。 から左右に 進んで 、すなわち 。
(3)は「 からの距離が 以上」。 から左右に 離れた と を境にして外側、つまり または と読み取れる。
言い換えの公式を忘れても、距離のイメージから復元できる。
ポイント
- は (2本)
- は間 、()は外
- 『小さいは間、大きいは外』で型を見分ける
よくある間違い
- 『外』の型を間としてしまう(または逆にする)
- (3)で か の一方を落とす
- (2)の答え に等号を混ぜてしまう(元の式が なら端は入らない)