数学I / 実数と1次不等式

絶対値を含む方程式・不等式(基本形)

★★ 標準絶対値不等式

問題

次の方程式・不等式を解け。

(1)

(2)

(3)

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(1)。(2) は間、(3) は外側。 かで、はさむのか外に分かれるのかを見分けてから解く。

解答・解説

方針

3つの型を使い分ける。方程式 。不等式 は間()、(や )は外( または )。

『等号は2本、小さいは間、大きいは外』を思い出そう。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 方程式と不等式が混ざっていても、絶対値の翻訳規則は3つだけだ。

の2本。 は内側(間)。 は外側。

手を動かす前に、それぞれの式がどの型かをラベリングする。「等号は2本、小さいは間、大きいは外」。型さえ確定すれば、あとは1次方程式・1次不等式の作業になる。

公式()

(1) または 。だから または

(2)

x-32
(2) |2x + 1| < 5 ⇔ −5 < 2x + 1 < 5 ⇔ −3 < x < 2

は『間』の型。

各辺から1を引いて

各辺を2で割って

(3)

x147
(3) |x − 4| ≥ 3 ⇔ 4 からの距離が 3 以上 ⇔ x ≤ 1 または x ≥ 7

は『外』の型。中身 以下か、 以上。

から から

よって または

『等号は2本、小さいは間、大きいは外』の使い分けが、この単元の要だ。

発展 — 一歩先へ。 「中心からの距離」という読み方は、次元を上げると図形になる。数学IIの図形と方程式では、平面上で「点からの距離が一定」が円になる。

は、いわば1次元の「円の内部」だ。絶対値の不等式を距離で読む習慣は、そのまま円や領域の理解につながっていく。

(1) (2) (3) または

別解

絶対値を数直線上の「距離」とみる方法もある。

は「 の距離」。だから(1)は、距離がちょうど になる点を探せばいい。 から左右に 進んで 、すなわち

(3)は「 からの距離が 以上」。 から左右に 離れた を境にして外側、つまり または と読み取れる。

言い換えの公式を忘れても、距離のイメージから復元できる。

ポイント

  • (2本)
  • は間 ()は外
  • 『小さいは間、大きいは外』で型を見分ける

よくある間違い

  • 『外』の型を間としてしまう(または逆にする)
  • (3)で の一方を落とす
  • (2)の答え に等号を混ぜてしまう(元の式が なら端は入らない)