数学I / 実数と1次不等式
連立1次不等式と整数解の個数
問題
次の連立不等式を解け。また、この連立不等式を満たす整数 は全部で何個あるか。
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2つを別々に解いて共通範囲を出す。そのあと『範囲に入る整数を数える』— 端が か かで、端の整数を含むか含まないかが変わる。数え間違いに注意。
解答・解説
方針
連立不等式は、別々に解いて共通部分をとる。数直線でかくと重なりが見える。
そのあと『整数が何個あるか』を聞かれているので、共通部分の中の整数を、端に注意して数える(≦か<かで端を含むかが変わる)。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 問いは2段構えだ。まず範囲を出す。次に整数を数える。
範囲を出すまでは機械的でいい。2本を別々に解いて、共通部分をとる。数直線に描けば重なりが見える。
「数える」段になったら、主役は端の扱いに変わる。 なら端を含む、 なら含まない。ここを最初から意識して数直線を描いておくと、最後で迷わない。
それぞれを別々に解く。
で割って向きが逆になり
もう1つは、分母2をはらってから整理する。
共通部分は
次に、この範囲の整数を数える。 は を含む(≦)、 は5を含まない(<)ので
の8個。端の等号(含む・含まない)に注意して数えるのがポイント。
発展 — 一歩先へ。 「 個」という数え方は、植木算と同じ理屈だ。差だけだと片端が抜けるから を足す。
この数え方は、数学Bの数列で「項数を数える」場面にそのままつながる。連立不等式に整数条件が加わった応用問題(解の個数から定数の範囲を逆算する型)でも、端の検分と個数の算術が主役になる。
解は 、これを満たす整数 は 個
別解
整数の個数は、書き出さずに引き算で数えることもできる。
連続する整数 から までの個数は 個。「両端を含むから を足す」のがポイントだ。
今回の範囲は 。含まれる整数は から まで(右端の は なので入らない)。
だから 個。
書き出しは確実だが、範囲が広いと現実的でない。「端がどの整数になるかを確定 → 引き算 」の2段で数える方法も持っておくと、大きな数の問題でも同じ手が使える。
ポイント
- 連立不等式は別々に解いて共通部分をとる
- 整数の個数は、端の等号(≦か<か)で含む・含まないが変わる
- 数直線でかくと、範囲と端が目で見える
よくある間違い
- 端の を含めるか含めないかで数え間違える
- 共通部分をとらず、片方の不等式だけで数えてしまう
- 右端が (含まない)なのに整数 を数えて 個と答える