数学I / 実数と1次不等式

√の整数部分の和(床関数と数え上げ)

実戦編実数と1次不等式整数部分床関数数え上げ単元横断

問題

を超えない最大の整数(ガウス記号)とする。 を求めよ。

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となるのは 、すなわち 個。 から まで、最後 。個数と値を掛けて足す。

解答・解説

方針

の値が になる の範囲()を数え、 で合計する。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 は、 が平方数に達するたびに1増える階段だ。 の順に足すのではなく、同じ値をとる の群れごとに「値×個数」で足す。

になるのは のときで、個数は 個。

ただし でちょうど の群れが始まった直後に切れる — 端の群れだけ1個で別扱いする。

重要、その

① 値ごとに個数を数える。 では となる 個( から まで)。 だけ 個。

② 和を作る。 ③ 計算する。 。よって

まとめ 個。値×個数を足して 。整数部分(床関数)と数え上げの融合。 を用いた。

発展 — 一歩先へ。 上限を一般の にすると で、およそ — 「 の和の親戚」として成長のオーダーまで読める。この「階段の和=長方形領域の格子点」の見方は、約数の個数の和など、ガウス記号がらみの数え上げの万能工具になる。

となる 個()、 個。和は

別解

数える向きを交換する(端の場合分けが消える)。 の正体は「 以下の平方数の個数」:

だから和は、条件 を満たす組 の総数。 ごとでなく ごとに数え直すと、 を固定したとき から までの 個:

本解で必要だった「 の群れは1個だけ」という端の別扱いが、この向きでは式が勝手に処理してくれる()。群れで数えるか、向きを交換するか — 二重数えの表を縦に読むか横に読むかの選択だ。

ポイント

  • ( 個)。
  • 値ごとにまとめて「値 × 個数」を足す。

よくある間違い

  • 端の群れを丸ごと 個と数える( の1個だけ)。
  • 群れの幅を とする()。
  • の計算で の公式の代入を焦って誤る(検算: 個数の合計 )。