数学I / 実数と1次不等式

有理化と対称式の値(5乗の和まで)

★★★ 応用対称式有理化

問題

とする。

(1) の値を求めよ。

(2) の値を求めよ。

(3) の値を求めよ。

ヒントを見る

有理化すると が整数になる。 乗の和は一気には出ない — を先に作り、それらの積から余分を引く形で を組み立てる。どの積を作れば 乗が現れる?

解答・解説

方針

が分数の形なので、まず有理化する。すると と見やすくなる。

あとは対称式。 を出せば、 は公式で。(3)の は、 を展開すると とおつりが出るので、そこから逆算する。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 は分子・分母が入れかわった形 — ならば積 になるはず、という予感が最初の武器になる。有理化で確かめたら、あとは対称式の部品()から高次の和を積み上げる。

まず有理化する。

(1) 基本対称式を求める。

(2) 公式に当てはめる。

(3) は、 を展開すると現れる。

(まん中の 。)これを について解くと

(2)(1)の結果を入れて

まとめ:高い次数の和も、 と、低い次数の和から組み立てられる。 の展開で、余分な項を引くのがコツだ。

(1) (2) (3)

別解

別の作り方もある。まず を求める。

そして を使うと

を展開して余分な項を引く』という、同じ発想の別の組み立て方だ。

ポイント

  • 分数の はまず有理化
  • 対称式は から低い次数 → 高い次数へ
  • を使う

よくある間違い

  • そのものとしてしまう(余分な項がある)
  • 有理化の2乗の展開で を落とす