数学I / 実数と1次不等式

二重根号と分母の有理化

★★★ 応用二重根号有理化

問題

次の問いに答えよ。

(1) を計算せよ。

(2) の分母を有理化して簡単にせよ。

(3) の二重根号を外して簡単にせよ。

ヒントを見る

(1)は にして二重根号を外す — 外した中身が負になる側は絶対値で符号に注意。(2)は分母の二重根号をまず外し、それから有理化。(3)は中身を の形に整える。

解答・解説

方針

二重根号を外す公式と有理化の組合せ。

(1)は を作って外す。 は絶対値の符号に注意。(2)は分母の二重根号を外してから有理化。(3)は が作れないので中を に直す。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 道具が連鎖する問題では「まず式をいちばん見やすい形に直す」を最優先にする。(1)は係数を の形に直して公式へ — 外したあとの符号(どちらが大きいか)の確認も忘れない。

公式二重根号: は、たして ・かけて の2数

(1) として を作る。たして7・かけて12の2数は4と3。

も同じだが、 で、これは正なので

足すと が消えて

(2) 分母の二重根号をまず外す。たして9・かけて14の2数は7と2。

よって 。これを有理化する。

(3) が作れないので、中を に直す。

分子 は、たして8・かけて15の5と3で

分母の を有理化して

(1) (2) (3)

別解

(1)は、二重根号を外さずに求める手もある。 とおいて、両辺を2乗する。

なので 。2乗すると、真ん中が和と差のかけ算になって根号が消える、という技だ。

ポイント

  • 二重根号は を作って外す。中身の符号()に注意
  • 分母の二重根号は、まず外してから有理化
  • が作れないときは、中を に直す

よくある間違い

  • (負)としてしまう(正しくは )
  • (3)で分母の の有理化を忘れる