数学I / データの分析
度数分布表からの平均と分散
問題
次の度数分布表について、階級値を用いてデータの平均と分散、標準偏差を求めよ。
| 階級値 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 度数 |
ヒントを見る
度数分布表では、各階級値をその度数の回数だけ足すイメージ。平均は(階級値 × 度数)の合計 ÷ 総度数。分散は「 乗の平均 平均」を、同じく度数で重みづけして。
解答・解説
方針
平均は 。分散は「 乗の平均 平均」で、 乗の平均も度数の重みで計算する。
解答
⓪ 発想 — どう考え始めるか。 度数分布表では、各階級値を「度数の重み」で計算する。まず総度数 。
平均は 。。
分散は「 乗の平均 平均」。 乗の平均も度数で重みづけ。 を計算する。
① 総度数と平均。 総度数 。
② 乗の平均。
③ 分散と標準偏差。
まとめ:度数分布表は「階級値 × 度数」で重みづけして合計するのが基本。分散は「 乗の平均 平均」の公式が、度数つきでもそのまま使える。 と の つの表を作ると計算が整理される。
発展 — 一歩先へ。 仮平均(別解)を使う計算は、「原点をずらしても分散は不変・平均は同じだけずれる」という次式変換の性質そのもの。さらに階級の幅が一定なら「」と幅でも割ると、 が整数になり計算がもっと楽になる(度数分布の平均・分散の高速計算法)。
平均 、分散 、標準偏差
別解
別解 — 仮平均を使って計算を軽くする(得意な人向けの時短ルート)。 階級値の真ん中あたり を「仮平均」にとり、そこからの差 で計算する。 は と小さい数になる。
真の平均は 。
分散は仮平均をずらしても変わらない( 次式変換で は分散に影響しない)。 の分散を計算すると
標準偏差は 。
階級値をそのまま使う本解より、仮平均 を引くと数が小さくなり、 乗の計算が楽。「分散は原点をずらしても不変」という次式変換の性質を使った、計算量を減らす王道テクニックだ。
ポイント
- 平均 。
- 分散 、標準偏差 。
よくある間違い
- 平均を「階級値の平均」とする(度数の重みが必要。)。
- 乗の平均を計算するとき、度数の重みを忘れる。
- 分散を「平均の乗 乗の平均」と逆にする(正しくは 乗の平均 平均)。