数学I / データの分析

相関係数の計算

★★★★ 難関相関係数共分散散布図

問題

次の 人の 科目の得点 について、相関係数を求めよ。

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相関係数は「共分散 ( 各々の標準偏差の積)」。まず両方の平均を出し、偏差の積の平均(共分散)と、偏差の 乗の平均(分散)を求める。

解答・解説

方針

相関係数 。それぞれの平均を出し、偏差の積の平均(共分散)と、各偏差の 乗の平均(分散)を計算する。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 相関係数は 。順に部品を計算する。

まず それぞれの平均。

次に偏差()を出し、偏差の積の平均(共分散)と、各偏差の乗の平均(分散)を計算する。 が増えると が減る傾向なので、共分散は負。相関係数は になる。

公式相関係数 。共分散 、標準偏差

① 平均を出す。

② 偏差を並べる。

1234512345xy
5点の散布図。右下がりに並び、相関係数 r=−0.9(強い負の相関)

③ 共分散と分散。 偏差の積 。その平均が共分散:

の分散 も同様に

④ 相関係数。

まとめ:相関係数は「共分散 標準偏差の積」で機械的に出る。 に近く、強い負の相関( が大きいほど が小さい)を表す。散布図でも右下がりに並ぶ。

発展 — 一歩先へ。 は強い負の相関(右下がり)。相関係数は必ず で、 に近いほど点が直線に近く並ぶ。ただし「相関」は直線的な関係の強さで、因果関係とは別。乗(決定係数)は「 の散らばりのうち で説明できる割合」を表し、回帰分析につながる。

別解

別解 — 偏差の表を作って積を数える(苦手な人にも確実なルート)。 を引いた偏差の表を作る。

列を合計すると、積の和 の和 の和

(共分散・分散を しても、分子分母で相殺するので和のままでよい。)公式に数値を入れる本解と同じだが、偏差の表を作ると計算ミスが激減する。積の列がすべて なのは、 が増えると が減る右下がりの関係の現れだ。

ポイント

  • 共分散
  • (強い負の相関)。

よくある間違い

  • 相関係数の分母を分散でなく標準偏差の積にする(共分散 (各標準偏差の積))。
  • 偏差の積の和(共分散)の符号を誤る( 増で 減なので負)。
  • 共分散・分散を するかどうかを片方だけにする(分子分母で相殺するので和のままでも可)。