数学II / 指数関数・対数関数

指数不等式(2^x の置換で2次)

実戦編指数対数指数不等式置換2次不等式単元横断

問題

不等式 を解け。

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とおくと 次不等式に。最後に に戻す。

解答・解説

方針

で置換して 次不等式にする。 に注意しつつ解き、 に戻す(指数関数は単調増加)。

解答

⓪ 発想 — どう考え始めるか。 が混ざっている。底をそろえると — すべて のかたまりで書ける。

そこで とおく。不等式は という、ただの2次不等式になる。

置換したら範囲に注意。 は常に正だ。 の範囲を解いたら、最後に指数関数の単調性で の範囲へ戻す。

重要 とおくと 。指数関数 は単調増加

① 置換。 ()とおくと 次不等式。 ( を満たす)。

に戻す。 、すなわち は単調増加だから

xyOt=2t=4
t=2^x とおくと t²−6t+8=(t−2)(t−4)≤0 ⟺ 2≤t≤4 ⟺ 1≤x≤2

まとめ に戻して 。指数不等式と 次不等式の融合。単調性で不等号を保つのが要。

発展 — 一歩先へ。 底を に変えた の同じ不等式では、 を戻す最後の一手で不等号が反転し、解は になる。置換と2次不等式は同じでも、「戻し」の単調性(増加か減少か)だけが答えの向きを決める。

とおくと

別解

別解 — 値の表で当たりをつけてから証明する(苦手な人向け)。 いきなり置換せず、左辺 に整数を入れて表を作ってみる。

でちょうど 、間で負、外で正 — 解は らしい、と見当がつく。

見当がつけば、あとは証明だ。 の置換で と因数分解できることが、表の「ちょうど になる2点」(、つまり )の種明かしになっている。実験 → 構造の発見 → 証明、の順で進むと置換の意味がよく見える。

ポイント

  • 次不等式に。
  • 単調増加で

よくある間違い

  • と読む(。指数法則の混同)。
  • の断りを忘れる(今回は解の区間が正なので無事だが、負の解をもつ2次だと余計な解を拾う)。
  • の範囲から へ戻すとき、「底 だから単調増加で不等号の向きは保たれる」の一言を飛ばす。