物理はどんな科目か
文: KOSNiZ
専門の「物理」は物理基礎の続きにあたる科目で、力学(平面内の運動・剛体のつり合い・運動量と力積・円運動と万有引力・単振動)、熱力学(気体の熱力学)、波動(波の伝わり方と音・光)、電磁気(電場と電位・直流回路・電流と磁場・電磁誘導と交流)、原子の5分野13単元からなります。
分野ごとの性格
力学は物理のほかの分野の基礎です。運動方程式・運動量保存・エネルギー保存の3つを、どの場面でどれを使うかで判断できるようになると、円運動も単振動も同じ道具で解けることがわかります。このサイトでは円錐振り子と単振り子のように「見た目は違うが式は同じ」問題を意識的に並べてあります。
熱力学は状態方程式と熱力学第1法則の2つを、P-Vグラフの上で使う分野です。定積・定圧・等温・断熱の4つの変化で「何が0になるか」を整理すれば、熱効率の計算まで同じ手順で進められます。
波動では、式を覚えているかよりも「波形をかけるか」で差がつきます。定常波の節と腹、ドップラー効果で波長が縮む向き、薄膜干渉での位相の反転など、図で確かめる問題を多く入れています。
電磁気は電場と電位の区別から始まって、回路・磁場・電磁誘導・交流へ進みます。目に見えない場や力を図にして考える分野なので、電気力線・等電位線・回路図・ローレンツ力の向きを描く練習が、そのまま得点に結びつきます。回路図はJIS記号で描き、コンデンサーを含む回路や非直線抵抗の問題も収録しました。
原子は光電効果・ボーア模型・核反応など、計算量は少ないが考え方の理解を問う分野です。
このサイトでの進め方
13単元すべてに基礎・標準・応用の32問と最難関編の8問があり、5つの単元には難関(★★★★)の8問も加えています。力学の5単元は順番に進めてください。熱・波動・電磁気・原子は独立しているので、学校の進度や志望校の出題傾向に合わせて選べます。物理基礎の内容が不安な場合は、対応する単元(たとえば円運動の前に「力と運動の法則」)に一度戻るのが近道です。