数学IIはどんな科目か

文: KOSNiZ

数学IIは高校数学の中で最も分量が多く、入試の出題数も最も多い科目です。式と証明・複素数と方程式から始まり、図形と方程式、軌跡と領域、三角関数、指数関数・対数関数を経て、微分と積分で終わります。8単元のうち後半の3つ(三角関数・指数対数・微積分)は、数学IIIに進む人にとっては土台そのもので、文系でも共通テストの主戦場になります。

単元のつながり

数学IIの単元は前後で強く結びついています。図形と方程式で学ぶ「点と直線の距離」「円と直線の位置関係」は、そのまま軌跡と領域で使います。三角関数の加法定理は、三角関数の合成を通して微積分の応用問題にも顔を出します。微分の考えで学ぶ「増減表」は、積分の面積計算で図をかくときに必要になります。

つまずいたときに戻る先も、この順序で決まります。軌跡が解けなければ図形と方程式へ、三角方程式が解けなければ単位円の読み方(三角関数の前半)へ、面積が出せなければ微分の増減表へ、という具合です。

勉強のポイント

数学IIで差がつくのは、公式の量ではなく「どの公式に持ち込むか」を決める判断です。たとえば3次方程式の実数解の個数は、グラフをかいて横線との交点を数える問題に言い換えられます。三角関数の最大・最小は、置き換えて2次関数に落とす問題に変わります。このサイトの解説は、解答の前に必ず「なぜその方針を思いつくのか」を書いてあるので、判断のしかたそのものを読み取ってください。

計算量が多い科目でもあります。積分の面積公式や解と係数の関係のような「計算を短くする道具」は、証明とセットで覚えると使いどころを間違えません。

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